インド、女児殺しの慣習による危機(AFPBBニュース)
インドの大きな長所は多様性です。
でも、こんな近代化は「間違っている」と思います。
残念ながら、これがインドの現実です。
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どの社会にも恥ずべき部分、後ろ暗い現実はありますが、
インド社会の暗部は間違いなくこの女児殺しです。
以前にも書いたんですが、カースト制度は相互扶助組織の側面もあるので、
負を強調しすぎるのはいささか不公平です。
しかし、なんであれ「嬰児殺し」は正当化されるものではありません。
CIAのFactbookによると、インドの人口の男女比率は生誕時に1.12:1です。
新興国の「ライバル」として必ず比較対象として名前の挙がる中国も、
一人っ子政策の暗部を反映して同値の1.12:1です。
(ちなみに日本は1.06:1。儒教の影響で男児を強く望むと言われる韓国でも1.07:1です。)
2人の男の子の父親であるデブダ村の農民、ラジャン・シンさんは「このあたりでは、男の子が生まれれば大喜びだが、女の子だと悲しむんだ」と語る。そして女児が生まれた場合、多くは24時間以内に殺してしまうのだという。手を下すのは母親か、お産を手伝った女性だと言う。「アヘンを使うか、砂やマスタードの種を詰めた小さな袋を赤ん坊の顔に押し付けるんだと聞く。娘だとお乳をやらないで飢え死にさせる母親も多いそうだ」
インドで罪も無い女児が殺されているのは、根本的な男尊女卑思想に加え、
本文中にもありますが、社会的に義務づけられている花嫁の持参金負担が膨大であるという現実があります。
個人的には、「殺し」に文化、習慣、宗教の違いは認められないと思います。
あえて「前近代的な迷信」であり「非科学」であると断言しましょう。
この痛ましい悲劇に対して、心あるインド人たちは行動起こそうとしています。
ただ、農村だけの話とは言い切れないのです。
インドの近代化が、これから誕生する女の子たちに明るい未来をもたらすという希望も抱きすぎるわけにはいかない。超音波や血液検査など技術の進化で、出産前に安価に性別検査ができるようになっていることから、都市部郊外の中流層では、女児の中絶が増えてさえいる。
インドの大きな長所は多様性です。
でも、こんな近代化は「間違っている」と思います。
残念ながら、これがインドの現実です。
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